フリーメイソンとは?

 近世以降、フリーメイソンは自分たちを友愛団体と呼んでおり、あらゆる宗教、思想、信条、国籍、人種の垣根を越え「人類皆兄弟」を目標にしています。 ところが、フリーメイソンは長年にわたり、陰謀団体あるいは、世界を裏で支配する超国家的組織と呼ばれてきました。このように言われた理由の一つは18世紀に起きた人類史上の二つのビッグイベント即ちアメリカの独立そしてフランス大革命にあります。そして携わった人々の多くにフリーメイソンがいたという事実にあり、このころ活躍したメイソンには、ベンジャミン・フランクリン、ジョージ・ワシントン、ラファイエット公爵など、世界史における第一級の人物がおりました。

 18世紀という時代は、正にフリーメイスンの世紀であり、この18世紀にフリーメイソンが大飛躍を遂げました。そしてその気運をもたらしたもの、それは啓蒙思想と呼ばれる新しい思想体系ができ、フリーメイソンはその受け皿、またそれらを体現する存在となったことにあります。モンテスキューやヴォルテールなどの思想家が既存のキリスト教的価値観に異議を唱え、それに賛同した知識人たちが多く入会しました。思想家や政治家、そしてモーツァルトなどの大芸術家が入会し、フリーメイソンが大きくなりすぎたために、時の権力者や教会の権威がこれを警戒し弾圧したことは致し方ないことだったといえるかもしれません。 18世紀に大躍進したフリーメイソンが20世紀にピークを迎え、今は衰退期にさしかかっていると言われています。メイソン大国のアメリカ合衆国においても入会者が激減しています。

 

 啓蒙時代は過ぎ、今、フリーメイソンリーという団体に社会的必要性があるのかどうか。フリーメイソンは歴史的役割を終え、その存在意義を失いつつあるのかという問題があります。 私はフリーメイソンには未来にわたり普遍的存在意義があると思っています。現代は、中世に舞い戻ったかのように宗教と人種の偏見に満ちた戦いが世界各地で勃発しています。このような時代にこそ宗教、思想、信条、国籍、人種の垣根を越えたフリーメイソンリーの精神はいっそうその価値を増すと思います。

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